カナダで同性婚姻をしたゲイカップルのラブストーリー(2) 双子の男の子の育児に大忙しのゲイパパ、シン&マーク


日本で知り合ったシンとマークは子供を持ちたい一心でカナダに移住。今では双子の男の子の父親となった彼らは騒がしい家族に囲まれる幸せを感じている。しかし、それまでの道のりは決して簡単なものではなかった。今回はそんなおふたりが同性婚姻するまでのラブストーリーを伺った。

トピックスフォーマット

「ねぇ、子供欲しい?」

1998年、冬の東京。初めてのデートにも関わらず、シンとマークは子供の話で盛り上がっていた。意気投合した彼らはそのまま交際を始めた。2000年、アメリカのオハイオ州へと移り住んだ彼らはゲイカップルとして子供を持つ方法を調べた。しかし、子供より前に、同性婚が認められていない国にいては、家族として法的に保護されない。ちょうど同じ頃、隣国のカナダでは2005年に同性婚が合法化されたため、彼らは意を決して2007年にカナダで一番大きい都市であるトロントへ移住し、結婚をした。

トピックスフォーマット

マークはシンと一緒に日本にある彼の実家を訪れた際、寝室へと案内され違和感を感じた。シンの両親は彼らの関係など知らないはずだったのだが、広い部屋の真ん中には布団が2組、ピッタリと寄り添って並んでいた。それを見て、「これは間違いなくバレてる」とマークは勘付いた。

次の日、マークはシンの母親と2人きりでお茶を飲んでいた。「子供は考えてるの?」と聞かれて、マークは「僕は2人くらい欲しいと思ってるんだけど、シンは3人くらい欲しいって言ってるんだ」とうっかり答えてしまった。その晩、家族みんなが集まった夕食の席で、シンの母親は笑顔を浮かべながら「今日聞いたんだけど、マークは2人子供が欲しくて、シンは3人欲しいんだって?」と言った。それを聞いたシンの父親も「いいじゃないか!」と笑いながら頷いた。その一連の流れに驚いたシンは顔を真っ赤にしてマークを睨みつけた。

トピックスフォーマット

カナダとはいえゲイカップルが養子をもらうのは容易ではない。慎重に検討した末に代理出産という道を決めた彼らは、代理母と卵子提供者となる女性を見つけ、2009年に人工授精のプロセスを開始した。しかし、3回の試みはすべて失敗に終わり、彼らは惜しくも休止せざる終えなかった。諦めきれなかった彼らは2011年、新たな代理母と共に再び人工授精に挑んだ。その年の10月、願いはついに叶って、シンとマークは双子の男の子の父親となった。双子の男の子は、それぞれシンとマークと遺伝的に繋がっていて、一人は日本人のクォーター、もう1人は白人のクォーターとして生まれた。その翌年、双子と一緒に日本にいるシンの両親の元を訪ねると、孫の誕生を喜んだ両親の家の壁には双子の写真が所狭しに飾られていた。

トピックスフォーマット

「子供を持つことで、自分の家族に対する愛がこんなに強くなるとは正直予想しなかった。自分の子供と夫が一緒にいる光景を目にしたときに感じる気持ちは言葉にならない。これから将来、子供たちが学校に行っていじめられたとしても、きっと彼らなら大丈夫。なぜなら、愛情のある家庭で育てられた子供は強いからだ。」マークは笑顔いっぱいに語った。

記事協力:キャシー/ライター
torontogay69.com

2016-06-28 | Posted in パートナーシップ, 同性婚No Comments » 

関連記事

Comment





Comment