カナダで同性婚姻をしたゲイカップルのラブストーリー(1) カナダの同性愛運動と共に生きてきたアラン&キース


香港で知り合ったアランとキースは、遠距離恋愛やカナダへの移民を経て、26年も共にパートナーとして生きてきた。既にアラゴー(50代)となったふたりは、現在もラブラブでとても味のある恋愛関係を築いている。今回はそんなおふたりが同性婚姻するまでのラブストーリーを伺った。
(Photo by EISUKE & Maylynn Quan)

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「家族や友達みんなと一緒に、私たちの軌跡を祝福したかったんだ」

アランとキースは2回も結婚式を挙げている。50代に突入したふたりは、カナダの同性愛運動の変化と共に生きてきた。2012年、交際25周年の記念に正式に結婚したアランとキースはその決断に至るまでの道のりを教えてくれた。

1986年、香港で知り合ったふたりはその翌年より交際を始めた。しかし、その3ヶ月後、アランは医者になるべくカナダのトロントへ旅立ち、彼らは遠距離恋愛を強いられた。キースがカナダへ移住するまでの2年半、毎日お互いにラブレターを書いた。

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飛んで2002年、アランとキースは家族や友人を招いて、交際15周年を記念した結婚式を開いた。年老いた両親にも祝福してほしいと、メトロポリタンホテルの宴会場を貸し切り、結婚式への招待状も送り、ラブラブな写真が詰まった冊子まで用意した。
まだ同性婚は認められていなかったが、250人以上もの人が出席した。双方の両親もそこにいて、わざわざ香港から駆けつけた親戚もいたほどだった。友達が歌やダンスを披露し、感動的なスピーチも語られた。それは特別な結婚式となった。

翌年、オンタリオ州で同性婚が合法化され、2005年にはカナダでも同性婚が認められた。「結婚式を開いた次の年に同性婚が合法化しちゃったもんだから困ったよ。もう一回結婚するお金なんてなかったんだ。だから、ちゃんと結婚するまで10年かかっちゃった」アランとキースは笑いながら切実な理由を語った。

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2012年まで、アランとキースはコモンローパートナー(事実婚)として一緒に暮らしていた。「もうこんな年になったから、万が一の事態に備えて、法的な書類を準備していたんだ。調べているうちに、わざわざ面倒く
さい手続きをしないで済む方法を見つけたんだ。それが結婚さ!!」財産を共有した状態で別れたり、パートナーが突然亡くなった場合、結婚をしていた方が財産分与や遺産相続が遥かにスムーズになる。その便利さのために彼らは結婚し、2度目の結婚式を挙げることになった。

「同性婚が合法化された後だったから、今回は牧師を招いてフォーマルな結婚の誓いまでやったんだ。」シルバーのタキシードに身を包んだ2人は、トロント大学の歴史ある建物で家族や友人に見守られながら、誓いの言葉を口にし、指輪を交換し、照れながらも情熱的なキスを交わした。

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「この26年間、ここまで来れたのは家族や友人が優しく見守ってくれたからなんだ」とアランは語る。しかし、周りからの理解は元からあったわけではない。彼らは積極的に家族や友人との関係を結び、努力の末に築いた環境の中で愛を育んだ。「2012年の結婚式では甥の2人が付き添い人になってくれたんだ」とキースが嬉しそうに話すと、アランも負けじと「うちの兄の子供たちはフラワーボーイとフラワーガールを担当したんだ」と対抗した。

最後に、アランとキースはお互いを見つめて「お互いの人生を見守りながら、これからも一緒にゆっくり年を重ねていけるといいね」と照れ笑いを交わした。

記事協力:キャシー/ライター
torontogay69.com

2016-06-28 | Posted in パートナーシップ, 同性婚No Comments » 

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